栄養教室
第49回 栄養教室「ロコモティブシンドローム」を行いました (2017.1.17)

1月17日(火)に栄養教室「ロコモティブシンドローム」を開催しました。 なかなか耳慣れない「ロコモ」ですが、まずはロコモを知ってもらう目的で、初めて栄養教室のテーマに取り上げました。

2007年に日本整形外科学会が提唱したロコモティブシンドロームとは、運動器の障害によって要介護状態になるリスクが高い状態をいいます。その他、ロコモについての概念を当院の心臓血管外科の木村医長がお話ししてくださいました。

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次に、管理栄養士の方からロコモを防ぐ日常でのポイントをいくつか紹介しました。

今や要介護が必要となる原因の1位はロコモ=運動器の障害と言われています。そしてロコモのサインは脚からと言われるほどで、脚の筋肉低下がロコモの大きな原因となります。さらに脚は第二の心臓とも言われ、脚の筋肉の衰えは歩行速度だけでなく全身の健康にも大きく影響を及ぼします。

そこで役に立つのがロコモ度テストで、簡単な2つの身体チェックと25項目の質問で現在の自分のロコモの度合いが推察できます。インターネットで「ロコモチャレンジ」と検索すると、公式サイトにつながるので興味のある方はぜひのぞいてみてください。

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ロコモ対策としては、家ではテレビの番人にならず体をこまめに動かすことと、しっかり食事をして低栄養状態にしないことです。筋肉を作る材料になるたんぱく質を含む主菜と、骨を強くするミネラル分を含む副菜を十分に摂ることを意識しましょう。

脚の筋肉がつく→積極的に歩く→血流が良くなる→心臓の働きが活発になる→全身の健康維持を目標に、ロコモ予防で健康寿命を延ばしていきましょう。

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今回の試食は「フレンチトースト」と「きなこヨーグルト」です。

どちらもご家庭で毎日食卓に出るような食材ですが、牛乳や卵を加え、きな粉を混ぜるだけでたんぱく質やカルシウム、鉄分などの組成がぐんと上がります。あるもので工夫して栄養を高める。これがポイントです。

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また、新年のお年玉企画として(株)フェローさん主催による、くじ引きが行われました。空くじなしの嬉しいくじでしたが、中にはラカントやエゴマ油が当たった方もみえました。おめでとうございます!

今月は栄養教室直前に雪が降ったりと天候も不安定でしたが、たくさんの方にお越しいただきありがとうございました。またのお越しを心よりお待ちしております。

今後の栄養教室の予定は下記のとおりです。

  • 2月15日(水)「血糖値が気になる方へ」
  • 3月16日(木)「骨粗鬆症対策」
  • 4月21日(金)「脂質異常症」

いずれも14:00~15:00に開催します。
無料でどなたでもご自由に参加できます。(予約不要)

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