心臓リハビリテーション部門

心臓リハビリテーション部門紹介

当院は平成25年1月から心大血管疾患リハビリテーション料(I)を取得しました。4月からは理学療法士2名が入職し、現在は医師1名、理学療法士2名、看護師4名で心臓リハビリテーション業務を行っています。

名古屋ハートセンター 心臓リハビリテーション部門メンバー

心臓リハビリテーションとは?

  • 対象となる疾患
    心臓リハビリテーションの対象となる疾患は、心筋梗塞、狭心症、開心術後、大血管、疾患、閉塞性動脈硬化症、慢性心不全です。
  • 心臓リハビリテーションの効果
    冠動脈疾患患者で心臓リハビリテーションを実施した人は実施しなかった人に比べて、総死亡を20%減少、心死亡を26%減少させ、さらに非致死性心筋梗塞を減少させたことが報告されています。
    冠動脈バイパス術後10年間にわたる長期比較試験において、心臓リハビリテーション施行群で心血管事故がほぼ半減することが示されています。
  • 入院患者様の心臓リハビリテーション
    上記の疾患により入院された患者様に対してストレッチ、有酸素運動、レジスタンストレーニング(筋力増強運動)などの運動療法を行います。手術後などは心臓の機能は良くなりますが、手術によるダメージで筋力が低下し、それが体力の低下につながります。また、心筋梗塞後などは心臓の機能も低下しているため、運動に制限が必要な場合もあります。それらを予防、改善するために専門家の監視の下で、術後もしくは発症後早期より安全かつ効果的な運動を提供しています。
  • 外来患者様の心臓リハビリテーション
    病院を退院し、回復期に移行した患者様を対象とします。病院を退院した後も体力の維持のために運動療法の継続は必要となります。対象となる疾患をお持ちで、運動に対するリスクが高い患者様や、ご自身では運動方法が分からない方には、外来での心臓リハビリテーション継続をお勧めしております。
写真
写真
写真